ピュアサウンドRe-音 マスタリング

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マスタリング

レコードをCD化して発送後に何度か「音が小さい」と言われたことがあります。レコードを録音し、バランスを取り、ノイズ処理をしてからノーマライズ(音が歪まない限界まで最大化)を行い、CD-Rに書き込み完成。 そのプロセスに問題があるとは思えないものの、どういうことなのかいろいろと調べてみると、どうやらその原因の一つにこの10年来CDの音がとても大きいという所に原因がありました。

中古レコードはよく買いますが、ここ数年特にj-popのCDは買ったことはありませんでしたので、大きい音=派手、目立つといった「音圧競争」が繰り広げられていたということも知りませんでした。

レコードの波形

CDが発売された1982年から90年代前半と、1990年代中頃から2000年代にかけてのCD音量(音圧)を比べてみるとかなりの差が感じられます。どうやら始めの頃はアナログと同じようにバランスを取り、音量調整くらいで終わるケースが多かったそうです。その後90年代半ばからエンジニアの方々もデジタル・データの扱いにも慣れてきて、CDの持つ特性に合わせて積極的な音作りになってきたようです。上の波形がレコード録音→ノーマライズしたもの、下が2003年発売の某ロック・バンドのCDから抜粋した波形です。

市販CDの波形

確かに現代のCDはパッと聴いた感じ、キラキラしていて低音バシバシですごくいい音に聞こえます。でもずっと聴いているとなんかこう、疲れてくるんですね。一方90年初頭までのCDは少し音が小さく感じてもボリュームを上げてしまえば全く問題のないバランスのいい音が聞けます。ただし今はポータブルプレーヤーやスマホでシャッフルしながら聞くケースが多いと思います。そうすると急に小さくなったり、大きくなったりでちょっと困ってしまいますね。

仕事柄1日LPを10枚聞くことも特に珍しいわけではありませんが、最近の音圧の高いCDを10枚も聞く自信はありません。Re-音では 最近のCDに混ぜて聴いても地味すぎることのない、聴き疲れすることのない音質を目指して作業を行っています。

作業行程

1.ジャケット・ラベルの取り込みはA3スキャナーで行います。LPのジャケットは310mm×310mm程なので297mm×420mmのA3サイズには1カットでは収まりません、そこで表表紙と裏表紙で2カットづつ4カットとラベルを取り込みます。画像補正ソフトを駆使して2カットを1カットに合成して細かな修正をします。手間のかかる作業ですが見違えるほど綺麗になります。 アルバムジャケット画像補正前 アルバムジャケット画像補正後


2.アルバムタイトルおよび曲目リストの作成は手打ちで行います。


3.レコードを水洗い洗浄後に一度針通しします。 針を通すことによって眠っていたレコードが少し息を吹き返します!因みに、オプションのレコードクリーニング(400円)は水洗い洗浄後に行います。(水洗い洗浄はその必要がないと思われる場合や不要の申し出があった場合には行いません)


4.高音質コースはハイレゾ(高解像度)24bit/44.1khzでKORG MR-2000Sにデジタル録音します。使用するフォノ・カートリッジはオーディオテクニカのAT-F7です。録音しながらノイズ発生時間や特記事項をノイズチェック・シートに記入していきます。録音後DCオフセットおよびバランス調整を行います。


5.プロ用のノイズ・リダクション・ソフトを使い全体のclickノイズ、crackleノイズ、humノイズ、hissノイズ、バックグラウンドノイズ等のノイズ処理をします。現代のノイズ・リダクションソフトは使い方さえ間違わなければ素晴らしい威力を発揮します。不自然な振る舞いなどすることなくノイズのみを綺麗に処理してくれます。


6.その後全体の最終のノイズ処理をします。ヘッドホンで聞きながら前途の処理で取れきれていないノイズや、音飛びなどで欠けてしまった部分の修復や、演奏会等で録音された咳払いや子供の声などもほぼ取り去ることが出来ます。状態の良くないレコードの場合、処理に録音時間以上の時間がかかることもありますが、殆どのレコード・ノイズはこの時点で感じなくなります。

演奏会などでよく咳払いやくしゃみなどが録音されていることも多いですが、こういったものはかなりの確率で取り去ることが出来ます。サンプルを作ってみました。ヘッドホンorイヤホンで聴いてみて下さい。


7.コンプレッサーやイコライザー、シュミレーター等のプラグインソフトを使い、オリジナルを尊重しながらも現代的なCDの音へとマスタリングします。ジャンルやレコード等の状態により使用するプラグインやプリセットなども変えます。かなりセンシティブな作業なので気を使うところです。
マスタリング用プラグイン・エフェクト


8.録音終了時点では1つのファイルになっているので、各曲ごと分割ができるようにマーキングをした後、曲にタイトルをつけます。更に1曲ごとに前後にフェード・イン、フェード・アウトを行い、無音の曲間(特に指定のない限り頭に0.5秒、後に2秒)を入れてから分割します。ライブ盤や曲が繋がっている場合には曲間はつけません。

LPレコードの曲分割後の波形 width=

9.24bit/44.1khzからCDに書き込むために16bit/44.1khzにダウンコンバートを行います。その際ディザリングという処理を行い最適化します。これは地味ながら非常に大切な行程で、ハイレゾの高解像度録音の繊細で微妙なニュアンスをCDの規格に落としても感じることができるようにするための作業です。


10.CDライティング・ソフトを使いCD-Rに書き込みます。念のため低速でベリファイ(元データとの比較照合)はオン。時間はかかりますが、再生時にエラーが起こる確率はグンと減ります。


11.パソコンのドライブにCDを入れi-tunesを起動、CDDB(CDデータベース)で登録の有無を確認。登録されていない場合には各種情報を記入して登録します。一度登録されてしまえば他のパソコンやCDDBから情報を取っているプレーヤーなどでも同じ情報を確認できます。
アルバム録音後のCDDB登録のやり方


12.CDプレーヤーで音出しの最終確認を行い、10ミリ厚のプラケースに印刷済みのジャケットとCDをセットして完成です!

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